こんにちは!山形スポーツ接骨院です!!
子供のケガもいよいよ最終回をむかえました。
それでは早速前回お伝えした下半身編に続き、今回は上半身編をお伝えしていきたいと思います。
また具体例を挙げながら見ていきましょう。
①肩のケガ(肩回旋腱板損傷、野球肩など)
前回の下肢編でもお伝えした通り、「痛みのある部位がすべて悪い!」わけではありません。その痛みが引き起こされる原因が必ずどこかには隠れているものです。
肩の場合、特に投げる動作での痛みの場合は、体幹の不安定感や柔軟性の低下、股関節周辺の柔軟性低下などが原因となることがあります。
そこで肩が痛くて動かせない場合は、ストレッチポールやタオルを使って、胸椎(背中まわり)の柔軟性を高めていきます。
肩がそこそこ動かせる場合は、肩甲骨を中心に動かしていきます。肩甲骨を開いたり、閉めたり、上下に上げ下げしたりと肩と肩甲骨の連動性を出していきましょう。ゴムチューブやタオルを使ってもいいかもしれません。
②肘のケガ(野球肘、テニス肘、靭帯損傷など)
肘のケガも肩のケガと同様に、投げる動作で起きるケガの場合は、体幹や股関節、肩甲骨周辺がうまく機能していないことが多いです。
肩のエクササイズ以外では、手首周りのエクササイズを取り入れてみましょう。手首の不安定感による肘へかかるストレスは意外と大きいものです。
手首のエクササイズとしては、前腕部(肘から手首にかけての部分)も含め一緒に行います。
一般的なのが、ゴムチューブを使用して、手首の曲げ伸ばしをするのが簡単に気軽に行えます。また、お風呂に入った時に浴槽で水の抵抗を使いながら手首の曲げ伸ばしをするのも効果があります。
③腰のケガ(腰椎分離症、腰椎ヘルニア、腰痛症)
近年子供の腰痛が非常に多く見受けられます。よく「腰椎分離症と言われた!」とか「腰の疲労骨折だ!」などの声を聞くことがよくあります。確かに病名を聞くと怖いかもしれませんが、適切なリハビリやトレーニング、適切な運動量の調整、日常動作での姿勢や身体の使い方をしっかり覚えるだけで、意外と改善していくものなのでしっかり取り組んでみましょう。
腰のケガの原因で多いのが股関節周辺の柔軟性低下、体幹の筋力不足、肩甲骨周辺の柔軟性低下、足元のバランス力低下などがあげられます。
そこで、これまでお伝えしてきた自宅エクササイズをまずはしっかりやってみてください。あとは、できるだけ安静にしない事です。最近では、腰痛は安静にするよりも動いたほうが改善しやすい!と言われるようになってきました。なので、痛みが比較的落ち着いているときや、動かしても痛みの出ない動きは積極的に動かしていきましょう。
ここまで、子供のケガとしてPart1からPart5まで全5回、ざっくりとお伝えしてきました。文章だけでは伝わりづらい部分も多々あると思います。また、疑問に思う点もあるでしょう。
もしわからないことがあれば専門医の先生や当院にご相談ください。
このBlogを通して一人でも多くのアスリートが、ケガの悩みを解決できれば幸いです。
そして、一人でも多くのアスリートが、ベストパフォーマンスを発揮していただけたらと思います。
今回「子供のケガ」のタイトルからは少しそれた部分もあるかと思いますが、今後も皆様のお役に立てる情報を提供していきたいと考えております。
今後とも山形スポーツ接骨院をよろしくお願い致します。
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